星野リゾートが2019年2月5日、軽井沢に新ブランドとなる「BEB 軽井沢」を開業する。“ルーズなホテル”をテーマに、20〜30代の若者の観光消費を促す。施設内には客室と別に「タマリバ」と名付けたパブリックスペースを設置。飲食物を持ち込んだり、リラックスしたりと自由に過ごすことができる空間とする。
朝食の時間・場所の指定もなく、施設付近で楽しめるアクティビティーも予約不要とすることで、宿泊中の自由な過ごし方を提案する。宿泊料は通常1万8000〜2万8000円だが、35歳以下の若者限定で、通年1室あたり税込1万6000円の宿泊を受け付ける。予約開始は11月1日。
「軽井沢は星野リゾートがスタートした場所。旅行宿泊率が落ちている若者のマーケットを動かせるかどうか、まずはハンドリングしやすいこの場所でトライアルを行いたい」と星野佳路・代表。
その他、国内では北海道白老町とパートナーシップを締結。20年4月の「アイヌ民族博物館」リニューアルオープンにあわせて、敷地内に同社の温泉ブランド「界」をオープンする予定だ。山口県の長門湯本にも23年に「界」をオープンする。
海外では、19年初夏に「星のやグーグァン」を台湾に開業する。場所は台中にある温泉観光地で、全室に源泉掛け流し式の温泉を設置。メゾネット客室にすることで、フロアごとに異なる景色・客室を楽しむことができる。全50室で、価格は5万〜8万円。「星のや」は現在国内外6施設を展開しており、「星のや」ブランドとしては17年1月開業の「星のやバリ」に次ぐ海外2拠点目となる。