エイチ・ツー・オー リテイリング(以下、H2O)は、そごう神戸店と西武高槻店の屋号を変更することを発表した。2019年10月1日付で、そごう神戸店を「神戸阪急」に、西武高槻店を「高槻阪急」に変更する。グループ内の事業編成に伴うもので、事業運営をH2Oの子会社であるエイチ・ツー・オー アセットマネジメントから阪急阪神百貨店へ移管する。
H2Oは、阪急うめだ本店を核にした「百貨店事業の強化」と「関西ドミナント化戦略」の2つを掲げる中で、同2店舗の事業を17年10月にセブン&アイ・ホールディングスとそごう・西武から譲受した。
そごう神戸店は、神戸最大の商業地である三宮で営業し、売上高は451億円(16年度)。H2Oは同店を「関西ドミナント戦略」の西の拠点と位置づけている。同社は、1992年から2012年まで神戸ハーバーランド地区で神戸阪急の屋号で百貨店を運営していた。神戸で「阪急」の屋号が7年ぶりに復活することになる。