アイウエアブランド「ジンズ(JINS)」は、イタリアの建築家ミケーレ・デ・ルッキ(Michele De Lucchi)とのコラボレーションによるアイウエアを11月22日に全国の「ジンズ」店舗で発売する。商品はデ・ルッキと彼のスタッフ3人の名前をつけたアセテート製の4型16種。ラウンド、スクエア、ボストン、キャットアイをデフォルメしたユニセックスなデザインで、価格はいずれも1万2000円だ。
デ・ルッキは1951年、イタリア・フェラーラ生まれ。フィレンツェ大学で建築を学んだ後、ポストモダニズムのデザイン集団“メンフィス”のメンバーとして活動し、国内外の建築の他、インテリアデザイン、美術館のプランニングも手掛けるなど幅広い活躍を見せた。ヴェネツィア建築大学やミラノ工科大学の教授として教鞭を執り、88年から2002年までオリベッティ社のデザインディレクターを務めている。15年のミラノ万博ではイタリア館の建築に携わり、今年、建築・デザイン誌「ドムス(DOMUS)」の編集長に就任するなど、イタリア建築界の実力者だ。
11月1日から24日まで、代官山 蔦屋書店2号館でデ・ルッキとのコラボ商品を先行販売する他、関連書籍やプロダクトの展示・販売を行い、11月14日にはデ・ルッキの来日イベントを予定している。
この商品は、世界のトップデザイナーとのコラボレーションにより“眼鏡の定義を問い直し、眼鏡の本質からデザインする”をコンセプトとする「ジンズ デザインプロジェクト(JINS DESIGN PROJECT)」の一環で、イギリスのプロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソン(Jasper Morrison)、ドイツのプロダクトデザイナー、コンスタンティン・グルチッチ(Konstantin Grcic)に次ぐ第3弾。ジャスパーとのコラボ商品は、イギリス・ロンドンのデザイン・ミュージアム(THE DESIGN MUSEUM)が主催するデザインアワード「ビーズリー・デザイン・オブ・ザ・イヤー(BEAZLEY DESIGNS OF THE YEAR)」にノミネートされており、商品が来年1月6日まで同館で展示されている。