「ディオール(DIOR)」が24日、パリで発表した2019年春夏コレクションはダンスをテーマにイスラエル出身のダンサーで振付師のシャロン・エアル(Sharon Eyal)率いるダンスカンパニーL-E-Vとコラボが話題となった。同カンパニーのエネルギッシュなダンスは、メイクアップにもインスピレーションを与えている。
メイクアップを担当したピーター・フィリップス(Peter Philips)=メイクアップクリエイティブ&イメージ・ディレクターは「美しいクリエイションとダンスに合わせて、 目元を強調したピュアでナチュラルなルックを作った。 モデルの何人かには、シャロン自身の特徴的なアイメイクからインスピレーションを受けたユニークなあしらいを目元にプラスした」と語る。シャロンの目元を強調する太いアイラインからイメージし、目尻とこめかみに太く、インパクトのある絵柄を描いた。「卍」のようでもあり、コンテンポラリーアートのようでもある絵柄はダンスの躍動感を表している。
また、他のモデルもアイメイクがポイントとなっている。黒のペンシルアイライナーで下まぶたのインサイドラインを入れ、目元を強調。上まぶたや涙袋には生命感を感じさせるために、所々にアイラインを入れてぼかした。
目元と対照的に、肌はピュアでシンプルに仕上げた。ベース、リキッドファンデーションを使用し、最後に「ディオールスキン フォーエヴァー コントロール ルース パウダー」でマットに仕上げる。リップには色づきの薄いグロス「ディオール アディクト リップ マキシマイザー」で艶を与えるだけ。カラーアイテムを使用することなく、ナチュラルでありながら力強いメイクアップとなった。