洋館が“ホテル・ヴィヴィエ”に変身
洋館が“ホテル・ヴィヴィエ”に変身
エントランスにはホテルらしくフロントが PHOTO BY IKU KAGEYAMA
メイドも「ロジェ ヴィヴィエ」のバッグを使用 PHOTO BY IKU KAGEYAMA
オペラ歌手の部屋にはハープ奏者の姿も。ハープの音色に合わせてオペラが披露された PHOTO BY IKU KAGEYAMA
女優の部屋にはセリフを暗記中の女性が PHOTO BY IKU KAGEYAMA
女優の部屋のバッグ&シューズはバラの花のようなディテールが目立つ PHOTO BY IKU KAGEYAMA
ダンサーの部屋には双子のダンサーが。目覚めてから支度をするまでの様子をダンスで表現 PHOTO BY IKU KAGEYAMA
ダンサーの部屋にはマリー・アントワネットを連想させるゴージャスなシューズが。「ロジェ ヴィヴィエ」のアイコン、スクエアバックルをあしらったシューズが多数 PHOTO BY IKU KAGEYAMA
彫刻家の部屋にはゲラルド・フェローニが所有する彫刻を持ち込んだ PHOTO BY IKU KAGEYAMA
フォトグラファーの部屋はスニーカーが充実。フォトグラファーという職業柄、スニーカーを履くことをイメージしている PHOTO BY IKU KAGEYAMA
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シューズを真上から見るとインソールがハート型に
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ゲラルド・フェローニ「ロジェ ヴィヴィエ」クリエイティブ・ディレクター(左)とイネス・ド・ラ・フレサンジュ
「ロジェ・ヴィヴィエ(ROGER VIVIER)」は27日、新クリエイティブ・ディレクター、ゲラルド・フェローニ(Gherardo Felloni)によるデビューコレクションを発表した。パリ5区にある洋館をホテル風に改装し“ホテル ヴィヴィエ(HOTEL VIVIER)”と名付けた会場の中に入るとエントランスにはホテルのフロントが出現し、コンシェルジュが出迎える。
5つの部屋には彫刻家、フォトグラファー、ダンサー、オペラ歌手、女優に扮した人物がいて、それぞれの日常を演じて、各部屋の主人公のイメージやライフスタイルに即したシューズやバッグが私物のように置かれていた。
各部屋の住人は年齢もライフスタイルも全く異なるように、ゲラルドのデザインしたシューズもあらゆる女性の心にヒットするよう、スニーカーやデコラティブなサンダル、ハイヒールのパンプスなど幅広いデザインを展開。また、スクエアバックルやショックヒールといったブランドのアイコンには敬意を払いながらも、バックルを大きくしたり、スニーカーのヒールをショックヒールを模した形にしたりと、ゲラルドのクリエイションを通してよりモダンでコンテンポラリーなデザインに昇華されていた。
これまで「ミュウミュウ(MIU MIU)」や「ディオール(DIOR)」などのシューズデザインを手掛けてきたゲラルドだが、自身の名前が出るのはほぼ初めて。しかし会場はオープン時刻の午前9時半になると同時に多くの来場者であふれていたことからも、無名のデザイナーに対する周囲の期待は高いことがうかがえる。16年にわたってブランドのクリエイティブ・ディレクターを務めたブルーノ・フリゾーニ(Bruno Frisoni)の後任としての出だしは上々と言えるだろう。