セイコーウオッチは、アートとデザインの祭典である「デザイナート・トーキョー(DESIGNART TOKYO)2018」に参加し、“ザ・フロー・オブ・タイム=時の流れ”のインスタレーション展示を10月20~27日にポリゴン青山で行う。同展示は、「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」が今年初参加した世界最大規模のデザインの祭典「ミラノサローネ(MILANO SALONE)2018」で発表したもので、独自の機構“スプリングドライブ”をモチーフにしてブランドの世界観を空間的に表現したインスタレーション。“スプリングドライブ”は、ぜんまいを動力としながら日差±1秒以内という驚異的な高精度を実現しており、流れるような秒針の動きが特長だ。見どころは、日本の四季の美しさや日々の時のうつろいを映し出すダイナミックな映像と、“スプリングドライブ”のパーツを封じ込めたグラデーション状のオブジェの融合だ。
刻む時と流れる時の対比をエモーショナルに表現した映像「Kizamu/Nagareru」はCGディレクターの阿部伸吾が手掛けた。また、200以上ものパーツを浮遊するように封じ込めてムーブメントが完成する様子を表現したオブジェ「Approach to TIME.」はデザインスタジオ、タクトプロジェクトが、映像は阿部が担当。
整然と並ぶ12個のオブジェと迫力の映像が織りなすインスタレーションは「ミラノサローネ」で多くの来場者を魅了した。また、デザイン関係者からも高い評価を獲得し、「Approach to TIME.」はDSA日本空間デザイン賞2018金賞およびSDA賞(第52回日本サインデザイン賞)銀賞を受賞した。
東京でも「ミラノサローネ」の展示環境を可能な限り再現し、新たな映像を加えて展示する。“時の本質に迫る”「グランドセイコー」のブランド哲学を体感できるインスタレーションは時計ファンならずとも必見だ。
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