ファッション

コメ兵が北京に海外1号店 現地企業との合弁会社が運営

 コメ兵は、海外1号店のリユースセレクトショップ「ラックスストーリー(LuxStory)」を9月29日、中国・北京にオープンした。同社の香港法人と中国・大手質店の北京漢美嘉誠国際文化投資有限公司が設立した合弁会社が運営する。店舗面積は414平方メートル。

 現地ニーズを探りつつ、コメ兵が培ってきた鑑定や品質管理ノウハウ、接客スタイルを用いて、現地で商品を仕入れて販売するシステムを展開する。店を構える北京坊は、天安門などの世界遺産を擁する歴史ある街並みと、新しい商業施設の現代的な景観をあわせ持ち、今後の活性化が期待されるエリアだ。

 これまでも、継続的な人口増加やブランド品の消費・保有量の高さなどから中国市場におけるリユースのポテンシャルに注目していたが、モノを預けて換金する質店が一般的で、モノを手放すリユースが浸透していないことを受け、進出の契機をうかがっていた。今回、業者向けリユース事業などを展開する香港法人の好実績や、現地に基盤を持つパートナーとの協力体制の構築に至り、1号店オープンとなった。コメ兵のビジネスモデルを通して健全なブランドリユースを展開することで、ブランドの資産価値を認識してもらうとともに、リユースアイテムの価値向上と市場拡大を目指す。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。