スポーツ庁が推進する官民連携プロジェクト「ファン+ウォーク プロジェクト(FUN + WALK PROJECT、以下ファン+ウォーク)」は10月1日、EXILE USAとEXILE TETSUYAをアンバサダーに任命した。同プロジェクトはスポーツ庁の鈴木大地・長官が指揮を執り、3月に本格スタート。スマホアプリと連動するなど、楽しみながら“歩く”ことで、日々の暮らしに気軽に運動を取り入れ、スポーツ参画人口の拡大を目指す。さらに10月を強化月間と定め、キャンペーンポスターやさまざまなクーポン、サービスなどを実施しながら、スーツにスニーカーを合わせた“ファン+ウォークスタイル”での通勤を推進していく。
任命式に登壇したEXILE USAとEXILE TETSUYAは「スーツにスニーカーを合わせるスタイルは、パンツの丈を工夫するだけで、スタイリッシュに見える。楽しい歩き方を提案したい」(EXILE USA)、「歩くことも踊ることも一緒。楽しさを伝えられるように盛り上げていきたい」(EXILE TETSUYA)とコメントした。鈴木長官も「何よりかっこいいから説得力がある。普及を目指すには僕みたいなおじさんじゃなくてかっこよくないと(笑)」と自虐を織り交ぜながら手応えを語った。
今回、EXILEの2人はキャンペーンポスターにも登場している。「ファン+ウォーク」が全国のご当地キャラとコラボしていることから、“ご当地キャラが会社の同僚”という設定で、シュールなポスターも撮影。「シュールな中にもおしゃれ感がある。文部科学省のビルで撮影しているのに、2人にかかるとファッション誌のよう」と鈴木長官。
最後は壇上に愛知県岡崎市のご当地キャラ、オカザえもんが登場し、EXILE USAが考案した楽しくダンスしながら歩ける「ダンスアースウォーク(DANCE EARTH WALK)」を人気楽曲「Choo Choo TRAIN」に乗せて披露した。
なお、強化月間には、花王や串カツ田中、ジェイアール名古屋高島屋、ミズノ、ビッグエコーなども賛同している。店頭キャンペーンの他に、アプリの8000歩ウォーキングするともらえるクーポンとして、串カツ田中のワンドリンクサービスやカラオケの室料30%オフなどの特典を受けられる。
本格始動から約8カ月で、企業や百貨店、自治体などからのロゴマーク使用申請は現在516件に上るという。弊紙8月28日号に掲載した全国百貨店商況でも、「ファン+ウォーク」をきっかけにしたビジネスパーソンのスニーカー着用率が上がっており、着実に浸透している。