3月14日にスタートした「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京(MBFWT)」2016-17年秋冬が19日で最終日を迎えました。期間中は約60ブランドがショーやインスタレーションを行い、22日からは展示会ウイークに突入。ショーブランドと展示会ブランドの取材から、来シーズンの傾向を分析していきます。
多くのショーを見る中で、次シーズン東京のトレンドになりそうなキーワードは、すでにいくつかありますが、今回はその一つを紹介します。
MBFWT期間中、メンズ・ウィメンズ問わず気になったのは、“垂らす”です。どこかしらが極端に長いディテールのことで、すでに他都市で発表したブランドのコレクションでも多く見られますが、その傾向は東京でも顕著です。
一概に“垂らす”といっても、その落とし込みはさまざま。袖が異様に長かったり、アイテムに付けたテープや首元に巻いたアクセサリーがヒラヒラしていたりなど、ショーではモデルが着用することで、コーディネートに動きを加えるディテールとしても役立っていました。また、長いアクセサリーやテープは、重力により垂れ下がり、コーディネートに自然と縦のラインを作る要素になっています。レイヤードが得意と言われる東京ブランドですが、“垂れる”ディテールは、レイヤードで重たくなりがちな秋冬のコーディネートをシュッと見せる効果も持っています。
ここ数シーズン、日本ではベーシックやシンプルなどがトレンドのキーワードになっていましたが、16年春夏から、徐々にデザイン性や女性らしさを強めるブランドが増え、16-17年秋冬は、本格的にそのムードが復活する兆しを感じます。その凝ったデザイン性の一つとして、刺しゅうやフリルとは異なり新しさを感じる、“垂れる”ディテールが登場したのかもしれません。
ここでは、次シーズン東京で流行るかもしれない!? “垂らす”テクニックをバリエーション別に紹介します。
[rel][item title="テクニックその1
袖や裾を長くする" href="https://www.wwdjapan.com/focus/column/collection/2016-03-23/14581/2?=next1" img="http://www.wwdjapan.com/admin/v2/wp-content/uploads/migration/160322-mbfwt-001.png" square=true size="small"][/rel]
[rel][item title="テクニックその2
テープやベルト使いでアイテムに動きを" href="https://www.wwdjapan.com/focus/column/collection/2016-03-23/14581/3?=next1" img="http://www.wwdjapan.com/admin/v2/wp-content/uploads/migration/160322-mbfwt-002.png" square=true size="small"][/rel]
[rel][item title="テクニックその3
取り入れやすい!長いアクセサリー使い" href="https://www.wwdjapan.com/focus/column/collection/2016-03-23/14581/4?=next1" img="http://www.wwdjapan.com/admin/v2/wp-content/uploads/migration/160322-mbfwt-003.png" square=true size="small"][/rel]
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袖や裾を長くする
写真左「リョウタ ムラカミ(RYOTA MURAKAMI)」
「東京ニューエイジ」の1人として発表した「リョウタ ムラカミ」。懐かしさを感じるレトロなニットパンツは、裾を長くして、さらに結んで提案。手に持ってなぜている、アニマルモチーフのアクセサリーもシュール。
写真中央「エトセンス(ETHOSENS)」
「エトセンス」は、さまざまなタイプのモデルを起用。身長の低い女性モデルが着たインナーやコートは、自然に丈感も長くなっている。サイズの違う人が着ることで、シワや丈感の変化を楽しんでいます。
写真左「コトハヨコザワ(KOTOHAYOKOZAWA)」
同じく「東京ニューエイジ」の1人として発表した、「コトハヨコザワ」。シャーリングを施したドレスはカラフルで長いアームで、動きを付けています。
[rel][item title="“垂らす”テクニックその2
テープやベルト使いでアイテムに動きを" href="http://www.wwdjapan.com/focus/column/collection/2016-03-23/14581/3?r=next2" img="http://www.wwdjapan.com/admin/v2/wp-content/uploads/migration/160322-mbfwt-002.png" square=true size="small"][/rel]
[rel][item title="“垂らす”テクニックその3
取り入れやすい!長いアクセサリー使い" href="http://www.wwdjapan.com/focus/column/collection/2016-03-23/14581/4?r=next2" img="http://www.wwdjapan.com/admin/v2/wp-content/uploads/migration/160322-mbfwt-003.png" square=true size="small"][/rel]
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テープやベルト使いでアイテムに動きを
写真左「ミスター・ジェントルマン(MR.GENTLEMAN)」
「ミスター・ジェントルマン」は、コートの前身ごろにスカーフを装飾。エレガントに揺れるディテールが素敵です。
写真左から2番目「プラスチックトーキョー(PLASTICTOKYO)」
「プラスチックトーキョー」は今シーズンのコレクションの要素の一つ、横断歩道の線をテープで表現。得意のグラフィックだけでなく、アイテムのレイヤードを楽しむコレクションを提案しました。
写真右から2番目「ティート(TIIT)」
「ティート」は、アウターに付けた長いベルトをギュッとしめて、メリハリのあるシルエットで提案しました。
写真右「アディアム(ADEAM)」
フリルやテープのディテールを多用した「アディアム」。ロング&リーンなシルエットを作るディテールとして、効果的に“垂れる”テープを使っています。
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袖や裾を長くする" href="http://www.wwdjapan.com/focus/column/collection/2016-03-23/14581
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[rel][item title="テクニックその3
取り入れやすい!長いアクセサリー使い" href="http://www.wwdjapan.com/focus/column/collection/2016-03-23/14581/4?r=next3" img="http://www.wwdjapan.com/admin/v2/wp-content/uploads/migration/160322-mbfwt-003.png" square=true size="small"][/rel]
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取り入れやすい!長いアクセサリー使い
写真左「ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)」
ジークムント・フロイトの精神世界やデヴィット・リンチの映画「ツイン・ピークス」がテーマの「ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)」。ランジェリーライクなドレスを主にした、シンプルなコーディネートのアクセントとして、首に細長いストールを巻いています。
[rel][item title="【ルック】「ドレスドアンドレスド」2016-17年秋冬東京コレクション" href="https://www.wwdjapan.com/collection/look/dressedundressed/2016-17-fw-tokyo-collection" img=""][/rel]
写真中央「エトセンス(ETHOSENS)」
「エトセンス(ETHOSENS)」は物事の“交差”をキーワードに、コレクションには幾何学模様を多く採用。トップスに付けたテープのディテールと連動するように、ベルトも長くしてウエストマークしています。
[rel][item title="【ルック】「エトセンス」2016-17年秋冬東京コレクション" href="https://www.wwdjapan.com/collection/look/ethosens/2016-17-fw-tokyo-collection/" img=""][/rel]
写真右「オニツカタイガー×アンドレア・ポンピリオ」
「オニツカタイガー×アンドレア・ポンピリオ(ONITSUKA TIGER x ANDREA POMPILIO)」は、1990年代のグランジ、スクールテイストなどのカルチャーを強く打ち出したコレクション。スクールを取り入れる要素として、ボーダーのマフラーをコーディネートに追加。
[rel][item title="【ルック】「オニツカタイガー×アンドレア・ポンピリオ」2016-17年秋冬東京コレクション" href="https://www.wwdjapan.com/collection/look/onitsuka-tiger-x-andrea-pompilio/2016-17-fw-tokyo-collection/" img=""][/rel]
[rel][item title="“垂らす”テクニックその1
袖や裾を長くする" href="http://www.wwdjapan.com/focus/column/collection/2016-03-23/14581
/2?r=next4" img="http://www.wwdjapan.com/admin/v2/wp-content/uploads/migration/160322-mbfwt-001.png" square=true size="small"][/rel]
[rel][item title="“垂らす”テクニックその2
テープやベルト使いでアイテムに動きを" href="http://www.wwdjapan.com/focus/column/collection/2016-03-23/14581/3?r=next4" img="http://www.wwdjapan.com/admin/v2/wp-content/uploads/migration/160322-mbfwt-002.png" square=true size="small"][/rel]
[rel][item title="【スペシャル】東京ファッション・ウイーク2016-17年秋冬特集 東京ファッション・ウイークを120%楽しもう!" href="https://www.wwdjapan.com/focus/special/201617fw/13926" img="" square=true size="small"][/rel]