エスティ ローダー グループ(ESTEE LAUDER GROUP)は10月、毎年行っている乳がんキャンペーンを行う。26年目の今年は“大切な人に伝えたいメッセージを花に託して”というテーマのもと、ニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)=フラワーアーティストが率いる「ニコライ・バーグマン フラワー&デザイン(Nicolai Bergmann Flower & Design)」とコラボレーションする。
10月2〜8日には南青山のニコライ バーグマン フラワーズ&デザイン フラッグシップ ストアを「ピンクリボン フラワー カフェ」としてオープン。オリジナルのピンクドリンク「ジュース オブ ホープ(Juice of Hope)」(750円)や「ピンクリボン限定 オリジナル フラワーボックス」(生花4000円、ブリザーブドフラワー9000円、売り上げの一部を寄付)の販売や、店内に飾られる花はピンクを基調としたもので、テーブルなどには乳がんに関するさまざまな知識やデータが貼られる。
グループは毎年、ランドマークをピンクにライトアップして乳がんキャンペーンを盛り上げており、今年も1日に東京スカイツリー、東急プラザ銀座をライトアップ。清水寺では1日まで、ニコライ・バーグマンによるフラワーインスタレーションを展示していた他、ライトアップを28日まで行う。
また、1日からはグループの8つのブランドで支援製品を数量限定で発売中だ。アイシャドウやリップなど4アイテムがセットになった「エスティ ローダー パワフル ピンク カラー コレクション」(7000円)やピンクのフレグランス「ジョー マローン ロンドン レッド ローズ コロン」(1万6000円)などをそろえる。売り上げのうち本体価格の5%をが米国乳がん研究基金(BCRF)やJBCRG(Japan Breast Cancer Research Group)などに寄付し、医療研究に役立てられる。
乳がんは女性の中で一番多いがんと言われており、現在の日本人女性の発症率は11人に1人ともいわれる。また、日本の乳がんの60%がセルフチェックにより発見されていることもあり、日本法人であるELGCのスー・フォックス(Sue Fox)社長は「このキャンペーンは乳がんに対する意識を高めるためのキャンペーンだと思っている。自分で触診をしたことがないという人は多い。早期発見に励んでもらうことを大事に考えている」とアピールした。