衣服生産プラットフォームを提供するシタテル(sitateru)がクラウドファンディングサービス「マクアケ(Makuake)」と連携し、クラウドファンドを実施したいユーザーに対して衣服生産をサポートするプロジェクトを開始する。
新プロジェクトでは、クラウドファンドで資金調達をして洋服を作りたいユーザーに対して、サンプルの生産をシタテルがサポートする仕組み。資金調達に成功すれば、そのままシタテルの生産ラインを利用して洋服の生産ができる。これを利用すれば、生産ノウハウや資金がないユーザーでも試験的にブランドを始めることが可能になる。まずは第1弾として5日に“カメラ好きの人が手ぶらでカメラ散歩できる機能シャツ”のクラウドファンディングがスタートした。
シタテルはこれまでも企業の新規ブランド立ち上げや受注生産、小規模ブランドの支援など、洋服を作りたいブランド(デザイナー)と工場をつなぐことで、洋服の効率的な生産を実現してきた。プロジェクトについてシタテルの三澤幸太セールス・マーケティング部マーケティング責任者は、「資金調達や生産、マーケティング、販売を一貫して提供できるため、これまで資金の問題で形にできなかったイマジネーションを、クラウドファンディングで形にできる。今後も、他分野のプラットフォームやウェブサービスと連携して、顧客の幅を広げたい」とコメント。
マクアケの坊垣佳奈・取締役も、「今回の業務連携が、ヒット商品を生み出すための『大量生産・大量廃棄』といったファッション業界における課題解決の一助になることを願う。連携をきっかけに、さらにファッションジャンルを盛り上げていきたい」と話した。