過去にはナイキ(NIKE)のアクションスポーツ部門でバイス・プレジデントも務めた人物、サンディー・ボディッカー(Sandy Bodecker)が10月2日に死去した。66歳だった。
サンディーは、1982年に入社して以降、約36年間在籍。ナイキのスケートボードライン「ナイキ SB」の初のゼネラルマネジャーとして、バスケットボールシューズの“ダンク(DUNK)”や“ブレーザー(BLAZER)”をスケートボードシューズとして広めた他、「シュプリーム(SUPREME)」や「アンチヒーロー スケートボード(ANTIHERO SKATEBOARDS)」とのコラボレーションを実現するなど、“「ナイキ SB」の父”と呼ばれた。また、94年から2001年までの7年間はフットボール部門にも在籍し、フットボール業界におけるナイキのシェア拡大に務めた。12年からはナイキのスペシャルプロジェクトのメンバーとして商品開発などに携わっていた。
サンディーの死を受け、「ナイキ SB」は公式インスタグラムで生前の彼とクルーの写真とともに「今の『ナイキ SB』は、サンディーなしでは考えられない。君の思いは生き続け、永遠にわれわれにインスピレーションを与えてくれるだろう(抜粋)」と投稿し、「シュプリーム」や親交のあったスケーターたちも彼の死を悼む投稿を寄せている。