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全国百貨店のインバウンドに代わる次の狙い

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 2015-16年秋冬のインターナショナル・ブランド(特選)売り場を総括すると、前年売上高を上回る店舗が多く、まずまずの着地だった。宝飾品や時計は、2ケタ増のブランドが多く、ここ数シーズンは、ブランドのアイコンモデルが売れる傾向が続いている。これまで売り上げをけん引してきたインバウンド消費は、訪日観光客が欲しいものを一通り購入し一巡したことから、選ぶ商品も少しずつ変化がみられるようだ。1月27日には、三越銀座店8階に空港型市中免税店がオープンし、さらなるインバウンドの囲い込みを狙う。

 一方で、そろそろインバウンド消費も徐々に鈍化傾向になるのでは、という声も多く聞かれた。インバウンドがこれまでのように伸びないなら、どこに売り上げアップの可能性を見いだせるのか?その可能性の一つがメンズ市場だ。ウィメンズとメンズの複合型ショップのオープンやメンズオンリーのブティックをオープンする百貨店も徐々に増えており、メンズ売り場で潜在顧客を掘り起こしたい考えだ。

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