日本のアイウエアブランド「フォーナインズ(999.9)」は11月1日(予定)、シンガポールの商業施設キャピトル・ピアッツァ(CAPITOL PIAZZA)に路面店フォーナインズ ザ ギャラリー キャピトル・ピアッツァをオープンする。
「フォーナインズ」はシンガポールをアジアビジネスの拠点に据え、2013年に100%出資の現地法人を設立、15年に中心街オーチャード通りにある高島屋S.C.3階に直営店をオープンしており、同店は2店舗目。キャピトル・ピアッツァは地下鉄シティーホール駅の近くで、5つ星のザ キャピトル ケンピンスキー ホテルや劇場などもあるハイエンドなエリアだ。
「高島屋S.C.店の売り上げが伸びて軌道に乗ってきたので、2号店オープンを考えた」と飯村祐一フォーナインズ社長。売り場面積は約60平方メートルで、商談スペースやショールームの機能も併設している。そして大きな特徴は、同社内のスタッフが既存店とは違う内装を企画、デザインしたことだ。「これまでとは違う発想で、新しい時代のフォーナインズを象徴する店にしたかった」という。9月は香港、台湾、北京で展示会を行い、アジア市場へのアプローチを一気に加速している。「香港、台湾、シンガポールを中心にビジネスは順調に推移している。この1年はアジア強化の年にしたい。その後、ヨーロッパ、アメリカ市場の拡大を考えたい」と話した。来年から香港で新作発表展示会を行う予定で、海外の卸の売上高5億円が当面の目標だ。
フォーナインズは1995年の設立で、銀座や渋谷の路面店など国内外28店舗、国内ディーラーが約550店舗、海外ディーラーが約300店舗ある。18年8月期まで5期連続の増収増益。