米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。A+、A、A-、B+、B、B-、C+、C、C-、D+、D、D-、そしてFAIL（失格）の13段階評価で格付けし、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジしちゃいます！
第10回は、ファッション・ウイークのランウエイやイベントで引っ張りだこだったルカ・サバト（Luka Sabbat）、カイア・ガーバー（Kaia Gerber）、カーラ・デルヴィーニュ（Cara Delevingne）、ジョーダン・バレット（Jordan Barrett）、ケンダル・ジェンナー（Kendall Jenner）、ベラ・ハディッド（Bella Hadid）、アジョア・アボアー（Adwoa Aboah）、ディローン（Dilone）の人気モデルたちをピックアップ。ランウエイでブランドの最新コレクションを身に着けて闊歩するトップモデルは、果たしてオフランウエイでもオシャレなのか？
1 / 8
Luka Sabbat
1970年代のカウボーイっぽい失敗間違いなしのスタイリングを難なく着こなしたルカ・サバト。大ぶりのネックレスとリング、そして全身からあふれるセンスと個性で、ダサいルックを見事にクールにしてしまった。
Kaia Gerber
モデルの私服で見たいのは、ランウエイとは違うエフォートレスな着こなしだ。スーパーモデルのシンディ・クロフォードを母に持つカイアは、そのDNAと共に生まれつきエフォートレスなセンスも併せ持っているようだ。このレザージャケットとプリーツパンツがものすごく欲しい。
Cara Delevingne
エッジィなモード継続中のカーラ・デルヴィーニュ。今回はブラックのスキニーパンツにパワーショルダージャケット、ツヤ感のあるヘアスタイルでスパイ映画「ニキータ」の美女暗殺者風。彼女のパートナーのアシュレイ・ベンソンに近づく者が現れたら即暗殺しそうだが、超シックな悪役だ。
Jordan Barrett
モデルはなんでも着こなしてしまうからずるい。このリネンのレモン色ジャンプスーツさえジョーダン・バレットは着こなしてしまった。しかしあえて言うなら、このスタイリングはパリのストリートよりも、水彩画の題材になりそうなフランス・プロヴァンスへの週末旅行に着る方が適切だっただろう。この姿で、大都会のど真ん中でタクシーを呼ぶのはちょっと変だ。
Kendall Jenner
気合いを入れすぎてしまい、エフォートレスさを忘れてきてしまったのが非常に残念なスタイリングだ。1980年代のアグレッシブな秘書のコスプレに見える。しかし、レトロでありながらどこかフューチャリスティックなサングラスとホワイトのヒールパンプスでなんとか最悪の事態は回避した。
Bella Hadid
ブランドのキャンディーの包み紙に巻かれたようなベラ・ハディッド。ダメージジーンズのおかげで100％ファッションヴィクティムになるのは回避したが、PVCのバケットハットは普通にバカっぽく見える。
Adwoa Aboah
1990年代後半のサラ・ジェシカ・パーカーっぽいアジョア・アボアー。超フェミニンなドレスに、「プラダ」のクールでモダンなヒールを合わせ、そこにブリーチしたヘアとフープイヤリングという完璧なコンビネーションで、スタイリング自体が生き生きとしている。
Dilone
思わず目で追ってしまうイブニングドレスに、プレードのコンバットブーツ、チェーンのハンドバッグと、全部お手本にしたいほど完璧にミックスしたスタイリングだ。ストリートグランジの2018年版といったらこんな感じだろう。
