10月1〜7日に「WWD JAPAN.com」で掲載した記事の中から、主要ニュースをお届け。併せて人事ニュースもまとめて紹介する。
スイス高級時計ブランド「オーデマ ピゲ」「リシャール・ミル」が国際見本市SIHHから撤退
「オーデマ ピゲ」の腕時計 J.BOSCH (c) Fairchild Fashion Media
7月にスウォッチ グループ(SWATCH GROUP)が世界最大の時計・宝飾の合同展示会バーゼルワールド(BASEL WORLD)からの撤退を表明したが、腕時計メーカーの見本市離れが加速しているようだ。スイスの高級時計ブランド「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」「リシャール・ミル(RICHARD MILLE)」は、国際高級時計見本市、SIHH(SALON INTERNATIONAL DE LA HAUTE HORLOGERIE、通称ジュネーブ・サロン)への出展を取り止めると発表した。2019年1月のSIHH2019を最後にするという。国際見本市の意義が問われている。 (詳細はこちら)
百貨店9月度は台風と地震で5社中3社がマイナス 免税売上高が22カ月ぶりに前年割れ
高島屋大阪店
百貨店大手5社の9月度の売上高(既存店ベース)は、2社を除いて前年実績を下回った。4日と30日に上陸した2度の台風と、北海道胆振東部地震での休業、営業時間短縮、インバウンド(訪日客)の減少などが響いた形だ。(詳細はこちら)
フォッシルがシチズンと技術ライセンス契約 共同でスマートウオッチを開発
「フォッシル」のハイブリッド・スマートウオッチ PHOTO BY HARPER EWING (c) Fairchild Fashion Media
米時計大手のフォッシルグループ(FOSSIL GROUP以下、フォッシル)はハイブリッド・スマートウオッチ技術についてシチズン時計(以下、シチズン)とライセンス契約を締結した。ハイブリッド・スマートウオッチは、見た目は普通の時計でありながら、限定的にデジタルコネクテッド機能を搭載した時計で、多くはスマートフォンと連動し、通知や歩数計測などをする。 (詳細はこちら)
伊大手アイウエアと仏レンズメーカーが合併 エシロールルックスオティカ誕生
ルックスオティカによる「シャネル」のアイウエア (c) Fairchild Fashion Media
イタリアの大手アイウエア企業、ルックスオティカ グループ(LUXOTTICA GROUP以下、ルックスオティカ)と仏レンズメーカー、エシロール(ESSILOR)が合併し、新会社エシロールルックスオティカ(ESSILORLUXOTTICA)が誕生した。これにより、ルックスオティカとエシロールは新会社の100%子会社になる。 (詳細はこちら)
AOKIがオーダースーツを全店で販売 売上高100億円以上を目指す
今年、創業60周年を迎える紳士服大手のAOKIは10月4日、オーダースーツサービスをAOKI全店に導入すると発表した。2016年に東京・銀座本店に試験導入したオーダーのショップインショップ「ザ テーラーショップ AOKI(THE TAILOR SHOP AOKI)」で2年間にわたり培ったノウハウをもとに、570の全店舗に拡大。オーダースーツ事業を本格的に強化する。 (詳細はこちら)
今週の人事ニュース
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シャネル(株)のリシャール・コラス社長(左)とギエルモ・グティエレス取締役副社長 PHOTO BY ATELIERAFULLO INC. (HIROMOTO FURUKAWA)
シャネル(CHANEL)の日本法人、シャネル(株)のリシャール・コラス(Richard Collasse)社長が12月1日付で、トラベル・リテール事業の責任者として、同事業の本部があるスイス・ジュネーブに赴任する。後任にはギエルモ・グティエレス(Guillermo Gutierrez)=シャネル(株)取締役副社長が昇進する。なお、コラス社長はシャネル(株)取締役会長も兼務する。(詳細はこちら)
マルゲリータ・ミッソーニ (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
ミッソーニ(MISSONI)は、「M ミッソーニ(M MISSONI)」のクリエイティブディレクーにマルゲリータ・ミッソーニ(Margherita Missoni)を任命した。2020年春夏コレクションが彼女のディレクションによる最初のコレクションとなる。マルゲリータは、一時的にミッソーニを離れ、子供服ブランドなどを手掛けていた。(詳細はこちら)
ルイーズ・トロッター
「ラコステ(LACOSTE)」は10月4日、イギリス人女性のルイーズ・トロッター(Louise Trotter)をクリエイティブ・ディレクターに起用すると発表した。5月に退任したフェリペ・オリヴェイラ・バティスタ(Felipe Oliveira Baptista)=元クリエイティブ・ディレクターの後任となる。「ラコステ」のクリエイティブトップに女性が就任するのは初めてで、2019-20年秋冬パリ・ファッション・ウイークで初のコレクションを発表する。(詳細はこちら)
栗田英俊・会長兼名誉顧問 商品企画アドバイザー
フランドルは、10月1日から新しい経営体制をスタートした。創業者の栗田英俊・代表取締役会長(71)が会長兼名誉顧問 商品企画アドバイザーになり、経営の第一線から退く。栗田貴史・社長は引き続き現職に留まり、経営支援コンサルティング企業トレイルの戸田隆行・代表が、新たに代表取締役執行責任者(COO)に就任する。(詳細はこちら)
新会社ウィゴーの園田恭輔・社長
9月25日に新会社として再スタートを切ったウィゴーは、「実店舗の再強化」をテーマに掲げて既存店の底上げに取り組む。前取締役ウィゴー事業部長で今回、新会社のトップに就任した園田恭輔・社長(39)は「今は足元固め。本部主導だけではなく、(店頭の)現場の力をもっと生かす態勢にしたい」と話す。新たに筆頭株主になった投資会社J-STARによる財務やシステム面での後押しを受けて、店頭改革にまい進する。(詳細はこちら)
「家庭画報」11月号の表紙
世界文化社が発行する女性誌「家庭画報」の秋山和輝・編集長が10月1日付で退任し、後任に千葉由紀子・編集長代行が就任した。秋山前編集長は新設部署であるビジネス戦略部長の他、世界文化社の広告マネジメント室を担当する。(詳細はこちら)