10月11日号の「WWDビューティ」は、2019年春夏ニューヨーク・コレクション特集です。今シーズンはファンデーションなどのベースメイクを最小限にとどめ、内側から発光するような健康的な肌を表現したヘルシーなベースメイクが目立つ一方、パステル系のカラーを多用し、ドリーミーでファンタジーな世界観が満載のポイントメイクが多く見られました。
日焼けしたようなヘルシースキンの「マイケル・コース コレクション(MICHAEL KORS COLLECTION)」、ノマド(遊牧民)をコンセプトにエフォートレスなメイクに仕上げた「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」、現実離れした人形のようなメイクが注目を集めた「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」や、ピカソから着想を得たという幻想的なメイクが特徴の「ロダルテ(RODARTE)」など、各ブランドのメイクアップを紹介します。
強めのアイライナーやラメの美しさが印象的なアイメイク、センター分けやオールバックで“額を見せる”ヘアスタイル、爪もファッションの一部ととらえて派手になる一方のネイル、ニューヨークの街中でも見られたヘルシーな潮流や、短髪やトランスジェンダーのモデルといったトピックスも盛りだくさんです。
ニュース面では、マッシュビューティーラボによる“食”をテーマにした展示会「ビープルフェス」での気になるキーワード、“ビーガン・プロテイン・カカオ”をピックアップ。また、シンディ・クロフォード(Cindy Crawford)の娘をメイクアップアンバサダーに起用した「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」や、緊張下に発生する“ストレス臭”を発見した資生堂の研究を取り上げました。
その他、健康・美容機器を販売するMTGが設立したベンチャーキャピタル、ニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)とコラボレートしたエスティ ローダー グループの乳がんキャンペーン、隈研吾がボトルデザインを手掛けたスパリゾート「アマン(AMAN)」発のスキンケアなども掲載しています。