「ナイキ(NIKE)」とニューヨークを拠点に活動する現代アーティストのトム・サックス(Tom Sachs)が、新作コラボレーションスニーカー“マーズ ヤード オーバーシュー(MARS YARD OVERSHOE)”を発表した。
両者は、“火星を歩けるスニーカー”をコンセプトに、2012年に発表した“マーズ ヤード”シリーズの“ナイキクラフト マーズ ヤード”や、17年の“ナイキクラフト マーズ ヤード 2.0”などたびたび協業しており、今回は1年ぶりの新作となる。
“マーズ ヤード オーバーシュー”はこれまでのコラボスニーカーのシルエットとは大きく異なり、アッパー全体がスニーカーのレインカバーをほうふつとさせるスーパー繊維の高強力ポリエチレン繊維“ダイニーマ”で覆われている。また、ソールは分厚く重量感のあるものになるなど、まさに宇宙でもはけるような近未来的な一足に仕上がっている。
スニーカーについてトム・サックスは、「07年からこのスニーカーについて考えていた。アーティストである私に『ナイキ』が提供してくれた最大のコトは、制約しないで物事を考えるというクリエイティビティーのプロセスの拡大だった」とコメントしている。
価格は390ポンド(約5万8000円)で、11日にロンドンで行われる両者によるプロジェクトムービー「Paradox Bullets」の初上映に合わせ、ドーバー ストリート マーケット ロンドン(DOVER STREET MARKET LONDON)で世界先行発売される。その後日本をはじめとした世界各国で順次発売される予定だ。