ファッション

「シャネル」の春夏はビーチ気分 PVCサンダルなどアクセも充実

 「シャネル(CHANEL)」は毎シーズン、ショーの演出で観客を驚かせ、そして楽しませてくれる。今シーズンは、いつもの会場であるグラン・パレになんとビーチを作ってしまった。青空の下、打ち寄せる波のリズムも超リアルで耳に心地よい。ショーの始まりを待つ間、招待客は靴を脱いで裸足で水に入って記念撮影を楽しんでいた。ここはまるで大人のためのテーマパークみたいだ。

 モデルたちもフィナーレでは裸足になって砂浜の上をはしゃぎながら行進。水の掛け合いっここそしないものの、ウオーキングを楽しんでいることが伝わってくる。明るいパステルカラー使いの服や、ロゴを大胆に使ったアクセサリーなど、奇をてらうことなくファッションをポジティブに楽しむ提案がパワフルだ。

 ツイードジャケットは、ピンク、黄色、水色とお菓子のラムネのようなカラーパレットと、ゆったりとしたシルエットが今季の特徴。肩幅は広く、袖は太く、カーディガン感覚で羽織る姿が海辺に似合う。スカートも長いスリットが入り、リラックスしている。

 また、今季はいつも以上に大胆なブランド名やマーク使いが目を引く。カイヤ・ガーバー(Kaia Gerber)が着たシャツは、右ポケットに “CHA”、左ポケットに “NEL”の文字。さらに、右耳には “CHA”のイヤリングを、左耳には “NEL”のイヤリング。チェーンベルトでも “CHANEL”の文字が揺れる。

 アクセサリーも夏の海辺のリゾートが似合う。キルティングのチェーンバッグ2個持ちというインパクトあるスタイルからスタートし、“CHANEL”の文字を前面に打ち出した装飾やアクセサリーが目を引く。ブランドのマークを大胆にあしらったPVCのサンダルは大ヒットしそうだ。

CHANEL x コレクションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。