リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS)の2018年6~8月期決算は、売上高が前年同期比9.9%増の13億9420万ドル(約1575億円)、純利益は同44.8%増の1億2960万ドル(約146億円)で増収増益だった。4四半期連続で2ケタ成長を達成し、11月通期は1999年以来の売上高50億ドル(約5650億円)を見込む。
地域別の売上高は、北中南米が同7.43%増の7億9290万ドル(約895億円)、ヨーロッパは同16.6%増の4億570万ドル(約458億円)、アジアは同7.6%増の1億9560万ドル(約221億円)だった。
チップ・バーグ(Chip Bergh)社長兼最高経営責任者(CEO)は好調な業績について、「当社の戦略がうまく機能し、ここ数年で行った投資の結果が出ている」と話した。
同社長兼CEOは2011年に現職に就任。前職ではプロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)でも要職を務めたベテランだ。同社の戦略は、まず収益性の高いジーンズビジネスに注力し、その後ウィメンズのトップスラインなどを強化。そしてオフライン、オンライン両方のプラットフォームを充実させた。グローバル規模で直営店型チャネルが好調で、売上総利益率は前年同期の51.8%から53.2%に増加。この1年で65店舗開店し、総店舗数は798となった。卸売りは同8%増だった。