ファッション

“SNS王子”ことキャメロン・ダラスを東京・銀座で直撃 モデルの経験や歌手デビューを語る

 “SNS王子”ことアメリカ・カリフォルニア出身のインターネット・セレブリティー、キャメロン・ダラス(Cameron Dallas)はファッション業界でも大きなインパクトを生んでいる。もともとインスタグラムや6秒動画のSNSヴァインに、いたずら動画を投稿したことで火が付き、現在ではインスタグラム2138万フォロー、ツイッター1629万フォロー(いずれも9月24日時点)を獲得。そのファンの多くは、10~20代のミレニアル世代だ。その甘いマスクとチャーミングなキャラクターで、約2年前からファッションブランドのショーのモデルや広告ビジュアル、雑誌の表紙に抜擢され、キャリアを積んできた。

 「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のファッションショーにはこれまで5回出演し、内2回はファーストルックとしてランウエイに登場。9月24日にイタリア・ミラノで開催された2019年春夏ウィメンズ・コレクションのショーでは、一般人である母と姉と共に家族3人でランウエイを歩いた。

 9月に東京で初のファンイベント「Cameron Dallas Premium Party」を開催のため2度目の来日を果たしたキャメロンに、ファッションのこと、歌手デビューについてなど直撃した。

WWD:今回は2度目の来日だが、どこへ行った?

キャメロン・ダラス(以下、キャメロン):体験型レストランの「ツリー バイ ネイキッド(Tree by NAKED)」は本当にクールだった。VRの映像も美しかったし、食べ物も素晴らしくて、プレゼンテーションは100点満点だね。あと寿司が大好きで、どこで食べてもおいしかった。でも実はワサビが苦手で、抜いてもらっているんだ(笑)。

WWD:キャメロンはキスット(コント)動画が得意だけれど、動画を撮影するときのコツは?

キャメロン:アングルが一番大切。スキットを作るときも映り込み、ベストな画角を決めて、撮ってもらう人の立ち位置も指示している。だから、その時々にベストなフレームを考えることをオススメするよ。

WWD:今、制作中の作品は?

キャメロン:実は歌手デビューが決まり、初めてのミュージックビデオを作ったんだ。撮影はメキシコで行って、30人くらいのチームと一緒に作り上げた。曲名は「Why haven’t I met you(なぜあなたに会ったことなかったんだろう?)」で、約2年前に作詞してやっと皆に披露することができるんだ。もうすぐリリースになると思うから楽しみにしていて。

WWD:コラボレーションをしてみたい人は?

キャメロン:ドレイク(Drake)。彼の生み出す曲には美しい世界観があって、大ファンなんだ。曲をコラボレーションできたら最高だけれど、ただ会話を楽しむビデオでもうれしいな。

WWD:ファッションブランドと多く仕事をしていきているが?

キャメロン:まさか、有名ブランドのキャンペーンモデルに選ばれるなんて信じられなかったよ。僕のキャリアはパソコンに付いているカメラから始まり、ヴァインでビデオを投稿して、初めてキャノンT3のカメラを買って、地元のカメラマンに協力してもらってちょっとずつレベルを上げていって撮影してきたんだ。今も著名なブランドやカメラマン、クリエイターと一緒に仕事できていることが、夢のような出来事だと思っている。

WWD:「ドルチェ&ガッバーナ」のショーには何度も登場してきた。

キャメロン:ステファノ・ガッバーナ(Stefano Gabbana)とドメニコ・ドルチェ(Domenico Dolce)の2人は友達のように親しくしてくれていて、いつも感謝している。特に、僕の母はファッションショーを見ることが夢だったんだけれど、それを叶えてあげることができて僕も母も幸せだったよ。

WWD:キャメロンのスタイルとは?

キャメロン:基本はとてもカジュアル。よく買い物をするのはアメリカのアクティブ(ACTIVE)っていう店。一方、仕事ではいろんなジャンルの服を着させてもらえるのを楽しんでいる。今日は「ファッション通信」の撮影で着物を着せてもらい、初来日のときは原宿のモンスターカフェに行くのに「6%ドキドキ(6% DOKIDOKI)」で“カワイイスタイル”にも挑戦させてもらったんだ(笑)。これからもたくさんのファッションにチャレンジしたいな。

WWD:欠かせないファッションアイテムは?

キャメロン:いつも付けているのは十字架のネックレス。あとはド派手なサングラスが好きで、見つけたらついかけたくなる。

WWD:今後の目標は?

キャメロン:音楽活動にフォーカスして、アルバムをリリースしたいな。あとは映画でシリアスな役を演じてみたい。過去に出演した「Expelled」と「The Outfield」は若い子向けの映画だったから、次は観た人が涙を流すような本気の演技ができるようになりたいな。

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