10月8〜14日に「WWD JAPAN.com」で掲載した記事の中から、主要ニュースをお届け。併せて人事ニュースもまとめて紹介する。
TSIの3~8月期は営業赤字 リストラ費用がかさむ
TSIホールディングスの2018年上期(3~8月)連結決算は、売上高が前年同期比1.8%増の751億円、営業損益が1億8600万円の赤字(前年同期は9500万円の黒字)、経常利益が同7.0%減の7億1300万円、純損益が3億6200万円の赤字(前年同期は800万円の赤字)だった。「ゴア(GOA)」などを運営するWAVE Internationalやアングローバルのアングローバルショップ終了で約3億円の撤退費用が掛かったことと、昨年買収した「ハフ(HUF)」ののれん償却代約1億3000万円が営業損失の主因。 (詳細はこちら)
「ハイプフェスト」が意外と“ハイプ”じゃなかったワケ 「ハイプビースト」初のフェスに潜入
ストリート&カルチャーメディア「ハイプビースト(HYPEBEAST)」による初のフェスイベント「ハイプフェスト(HYPEFEST)」が、ニューヨーク・ブルックリンのネイビーヤードで10月6、7日の2日間にわたって開催された。2つのビルが会場になった同イベントには、約50ブランドがブースを出展しフードなども充実。会場の外にはライブステージも設置された。しかし意外にもストリートウエアやスニーカー界隈には必須と言ってもいい“ハイプ(熱狂)”はあまり見られなかったが、それには理由があったようだ。(詳細はこちら)
「カルティエ」 vs 米百貨店サックス・フィフス・アベニュー 改装に伴う移設問題で訴訟合戦に
「カルティエ(CARTIER)」は3日、米百貨店のサックス・フィフス・アベニュー(SAKS FIFTH AVENUE以下、サックス)を相手取り、マンハッタン旗艦店のリモデルに伴う「カルティエ」の売り場移設は損害を与えるとして4000万ドル(約45億2000万円)相当の損害賠償請求などを日本の地裁にあたるニューヨーク州最高裁判所に申し立てた。これに対してサックスは5日、「カルティエ」が立ち退かないことで生じた5500万ドル(約62億1500万円)相当の損害賠償を求めて反訴した。(詳細はこちら)
ファーストリテイリング売上高2兆円突破 海外ユニクロ事業が国内を逆転 18年8月期
「ユニクロ(UNIQLO)」を運営するファーストリテイリングの2018年8月期連結決算(国際会計基準)は、売上高に相当する売上収益が前期比14.4%増の2兆1300億円、営業利益が同33.9%の2362億円だった。海外ユニクロ事業の売上収益が同26.6%増の8963億円に急伸し、通期で初めて国内を上回った。営業利益も海外ユニクロ事業は国内とほぼ並ぶ1188億円。海外がけん引する形で同社の売上高は5年間でほぼ倍増しており、先を走る「ザラ(ZARA)」のインディテックス(INDITEX)、「H&M」のH&Mへネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ)を猛追する。(詳細はこちら)
「ステュディオス」のTOKYO BASEが大幅減益、株価も年初来最安値更新
セレクトショップ「ステュディオス(STUDIOUS)」を運営するTOKYO BASEに急ブレーキがかかっている。2018年3〜8月期決算は、売上高が前年同期比3.3%増の57億円、営業利益が同28.9%減の4億7100万円、経常利益が同28.4%減の4億7400万円、純利益が同29.4%減の3億2300万円と大幅な減益を強いられた。減益の最大の理由は主力のセレクトショップ業態「ステュディオス」を筆頭にした販売不振だ。「ステュディオス」の既存店は17.0%減、全体でも11.4%減と2ケタ割れの苦戦を強いられた。中間決算に合わせて発表された通期見通しも下方修正し、売上高は153億円から132億円、営業利益は20億円から13億円、経常利益は20億円から13億円、純利益は13億円から8億9700万円に、それぞれ修正した。(詳細はこちら)
今週の人事ニュース
1 / 4