米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。A+、A、A-、B+、B、B-、C+、C、C-、D+、D、D-、そしてFAIL(失格)の13段階評価で格付けし、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジしちゃいます!
第11回は、米ロサンゼルスで10月10日に開催された2018年度「アメリカン・ミュージック・アワード(American Music Awards以下、AMA)」のレッドカーペットに、カーディ・B(Cardi B)、デュア・リパ(Dua Lipa)、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)、カリード(Khalid)、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)、トレーシー・エリス・ロス(Tracee Ellis Ross)、タイラ・バンクス(Tyra Banks)が登場。今年の「AMA」はピンクがトレンドのようだが、トレーシー・エリス・ロス以外は苦戦したようだ。
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カーディ・B MATT BARON / REX / Shutterstock (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
Cardi B
映画「甘い生活」の風刺画を筋肉質に描いたらこんな感じになるだろう。頭からつま先までグラマラスというよりは、頭からつま先までバカっぽい。ハットはハロウィンパーティーで使えそうだからとっておくといいだろう。
デュア・リパ STEWART COOK / REX / Shutterstock (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
Dua Lipa
ウエディングトレスとナプキンを合体させたようなドレスだが、どちらに寄せたところでレッドカーペットらしいファッションにはならなかっただろう。切りっぱなしボブとチョーカーのおかげでなんとかファッション性を保った。
ジェニファー・ロペス JORDAN STRAUSS / INVISION / AP / REX / Shutterstock (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
Jennifer Lopez
レッドカーペットで報道陣のフラッシュを浴びるファッションキャリアを築いてきたジェニファー・ロペス。今回の風船ガムっぽいドレスでもその評判をキープし続けている。しかし大きく開いたVネックラインと大きく広げた羽はちょっとやりすぎだ。羽がなくても彼女なら羽ばたけるはずだ。
カリード STEWART COOK / REX / Shutterstock (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
Khalid
精神が不安定になりそうなレトロレジャーなスーツだ。ライトピンクのセットアップにホワイトのタートルネックとスニーカーの組み合わせも幼稚園児っぽい。
テイラー・スウィフト MATT BARON / REX / Shutterstock (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
Taylor Swift
テイラー・スウィフトは最先端ファッションに果敢に挑んだつもりのようだが、ファッションアイコンというより「オズの魔法使い」のブリキのきこりのようだ。シルエットはテイラーのスタイルをさらによく見せているとはいえ、ギラギラ光るミニドレスはもう見飽きたし、サイハイのメタリックブーツも2年前だったらよかっただろう。
トレーシー・エリス・ロス STEWART COOK / REX / Shutterstock (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
Tracee Ellis Ross
ピンクのゆるいシルクタキシードとブラックのラペルで、繊細さと強さのバランスが完璧だ。オールバックのヘアにドラマチックなジュエリーで、さらにスタイリングに深みを持たせた。トレーシー・エリス・ロスは独自の感性でファッションスターとしての地位を築きつつある。
タイラ・バンクス STEWART COOK / REX / Shutterstock (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
Tyra Banks
半分ショーガール、半分トレーニングインストラクター的なスタイリングに戸惑いを隠せない。どちらの面接を受ける気なのかはわれわれの知ったことではないが、数え切れないほどランウエイを歩いてきたタイラ・バンクスならもっとできたはずだ。