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モンクレール会長兼CEOのプライベート投資会社が伊新進ブランド「アティコ」の株式49%取得 

 レモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)=モンクレール会長兼最高経営責任者(CEO)は、自身が経営するルッフィーニ パルテチパツィオーネ ホールディング(RUFFINI PARTECIPAZIONI HOLDING)傘下のアーカイブ(ARCIVE)を介して、「アティコ(ATTICO)」の株式49%を買収した。ルッフィーニ会長兼CEOはモンクレールの主要ステークホルダーでもある。

 ルッフィーニ会長兼CEOの息子であり、アーカイブ取締役の1人でもあるピエトロ・ルッフィーニ(Pietro Ruffini)によると、同社は2018年6月に設立され、ウエアを扱うアパレル企業をはじめ、飲食業やホスピタリティー産業の中小企業の少数株を取得し、将来性のあるベンチャー企業を生産性の高い持続可能な企業にすることが使命だという。「アティコ」については「非常に才能のある若手デザイナーによる未知の可能性に富む企業だ。安定した成長を促進していく」と語った。

 「アティコ」は、16年にイタリア人インフルエンサーのジルダ・アンブロージョ(Gilda Ambrosio)とジョルジャ・トルディーニ(Giorgia Tordini)がエキセントリックとセンシュアルをテーマに立ち上げたブランドだ。女性が思う女性らしさを表現するブランドとして、トレンドに捉われないデザインを提案している。17年の時点で2人はインスタグラムで合計63万1000のフォロワー数を持っていた。トルディーニは「ビンテージからインスピレーションを得る。独特な個性を放つアイテムに注目している。目標は『アティコ』の製品を、他では見つけられない生涯のアイテムとしてワードローブにずっと持ってもらえること」と話していた。

 またアーカイブは11日、ミラノで高級シーフードレストランなどを展開するランゴステリア ホールディング(LANGOSTERIA HOLDING)の株の40%を取得した。同社の国外市場への進出を支援するという。

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