カッシーナ・イクスシー大阪店が10月12日、リニューアルオープンした。同店は今年オープン20周年。2014年9月に1階を改装したが、今年は2階フロア、約700平方メートルを大々的にリニューアル。カッシーナ・イクスシーのグループであるドイツ発キッチン「ジーマティック(SIEMATIC)」のアイランドキッチンを導入した2つのモデルルームを設けた。
キッチンからリビングダイニング、ベッドルームまで自然につながる約160平方メートルの空間は、神戸・芦屋の豪邸をイメージしており、グレーとホワイトを基調にしたエレガントな印象だ。「カッシーナ(CASSINA)」などの家具や照明、ラグ、雑貨やアートまでトータルでコーディネートしている。約80平方メートルのマンションを想定した空間には、「ジーマティック」のベストセラーである“ピュア”のアイランドキッチンを設置し、ダイニングリビングと融合させた都会的なイメージ。これらを見ると、キッチン、ダイニング、リビングの境目はどんどん、無くなってきているのを実感する。キッチンは料理をする場であるだけでなく、食事や家族のだんらんの場、また、おもてなしの場になりつつあるようだ。
これら空間以外のスペースには、コーナーごとに家具をコーディネートし展示する他、イタリア発テキスタイル「デダール(DEDAR)」コーナーも設けている。ギャラリーもあり、20周年を記念し、ル・コルビュジェ(Le Corbusier)の「直角の詩」のシリーズ作品や彼に関する作品を展示販売する。この展示に合わせ、店内には多くのコルビュジェの家具をそろえ、家具とアートの融合も試みている。店内には“食”をテーマにしたアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)やデイヴィッド・ホックニー(David Hockney)などのアートも展示販売する。1階には、グループである「ザ・コンランショップ(THE CONRAN SHOP)」のポップアップスペースを設置し、家具や家電、雑貨などをミックスした空間を提案。
カッシーナ・イクスシー大阪店は、ジーマティック大阪ショールーム兼バング&オルフセン(BANG & OLUFSEN)心斎橋店でもある。1階には同ブランドのコーナーがある他、店内のさまざまな場所にテレビやスピーカーをコーディネートし提案している。