植田みずきクリエイティブ・ディレクターが手掛ける「ナゴンスタンス(NAGONSTANS)」は、ブランド設立2年目となる2019年春夏コレクションを発表した。同シーズンは、大地や植物などの自然からイメージしたアースカラーを用いたラインアップ。肌触りのいい素材をメーンに、ボリュームのある袖や前後異なる丈、裏表を逆にデザインしたパンツなど、素材を駆使したシルエットやデザインのウエアがそろう。
デビューから「ナゴンスタンス」のアイコン商品として注目を集めてきた水着は、さらに体形カバーを追求し、デザイン豊富に用意する。フレアやドレープ、リボンを施したトップスやはっ水加工のベアドレスなど大人の女性も着やすく仕立てて、リゾート地を連想させる民俗調の柄使いやビビッドなカラーリングで彩った。洋服のように着られる速乾トップスや種類豊富なハイウエストショーツなども充実している。価格はアシンメトリーのオフショルダートップスが1万9000円、ハイウエストのショーツが1万2000円、ローウエストのショーツが1万1000円など。
「ナゴンスタンス」は「エンフォルド(ENFOLD)」の派生ブランドとして昨年春にデビュー。価格帯は「エンフォルド」とほぼ同じだが、顧客層も同じ30代半ば〜40代が増えている。ただしコレクションラインも持つ「エンフォルド」に対し、「ナゴンスタンス」はリゾート服や日常着のオフ服として位置付けられ、秋冬はフェイクファーを使うなど、よりライフスタイルに着目した素材使いや着心地を提案する。「エンフォルド」と併設する形で、伊勢丹新宿本店と三越銀座店、ジェイアール名古屋タカシマヤ、阪急うめだ本店に出店する他、セレクトショップなどでの取り扱いも増えている。