今年、創立40周年を迎えたベイクルーズは17日、記念式典を東京の渋谷キャストに構える本社で開催した。会場には、同社フード事業がそろえた食べ物や飲み物が振る舞われ、またボーダーをドレスコードにした社員たちがおもてなしし、集まった取引先やプレスなど関係者が40周年を祝った。
ボーダーではなく紺のブレザー、白のボトムスのマリンスタイルで登壇した杉村茂・社長は、「過去10年、日本のファッション業界は不安定な状況で、私たちは幸運にも大好きなファッションを本業とし、存続し成長させることができた。長年慣れ親しんだ神南地区には主力店舗を残した上で、昨年9月には本社オフィスを渋谷キャストに移した。渋谷という街の発展に微力ながら貢献していき、グループの新たな歴史を作り上げていく」とあいさつ。
今後について、「市場環境は過去に例を見ないスピードで変化している。その変化のスピードを上回るスピードで時代を捉え、クリエイションを磨き真のファッションカンパニーになるため走り続ける。10年後の50周年には会員500万人、売上高3000億円を目指す」と掲げた。
また、来賓を代表して、渋谷キャストを運営する東急電鉄の野本弘文・会長、さらにルミネの新井良亮・相談役が祝辞を述べた。中締めでは、ベイクルーズの窪田祐・会長が登壇しあいさつ。「地に足をつけ、粘り強く盤石な経営をモットーにしている杉村体制のもと、全てのパートナーと一丸となり邁進していく」と語った。
その後、渋谷キャストの正面玄関の階段を使ってファッションショーを開催。最後は、はっぴ姿の和田健・上級取締役らが登場し、三本締めで会は幕を閉じた。