ササキハルキ「フラボア(FRAPBOIS)」デザイナーは、活動休止していた自身のブランド「イクラ(IKURAH)」を10月19日から再始動する。運営はビギが行う。衣服生産プラットフォームを提供するシタテル(熊本市、河野秀和・社長)の受注から生産まで一括管理するECシステム「SPEC」を利用し、受注分のみを生産・販売する。受注は、同日12時に東京・中目黒にオープンする「フラボア」旗艦店とECを絡めたショールーミング形式で行う。
アイテムは、シンプルなボタンダウンシャツやロングシャツ、裾にダーツが入った変形シルエットのデニムなど。生地には、森林を健康に保つために伐採された木材“間伐材”から作った糸を用いている。ササキ=デザイナーは「無駄なものを作らず、ごみを極力少なくする。これは服に限らず製造販売業全体の課題。『SPEC』が提案する予約受注は、この課題のひとつの答え。予約してでも欲しいと思ってもらえるものを、時代背景や環境問題などを踏まえてデザインしていく」と語る。
「イクラ」は、“今を刻む服”をコンセプトにしたブランド。「フラボア」路面店を中心に展開していたが、ササキ=デザイナーが「フラボア」事業に専念するため20014年からブランドを休止していた。