ファッション

任意清算の「ヴィオネ」 サステイナビリティーを掲げ再出発を図る 

 任意清算に着手すると発表した「ヴィオネ(VIONNET)」は、事業を再構築して再出発を図る。ゴーガ・アシュケナージ(Goga Ashkenazi)会長兼クリエイティブ・ディレクターは、今後のブランドの方向性はサステイナビリティーだと語った。「生産地はこれまで通りイタリアだが、製造工程をドラスティックに変えていく。当社のサステイナビリティー戦略をサポートしてくれる投資家との交渉を進めている」と話した。本拠地は変わらずミラノに置くという。任意清算に関する財務の詳細についてのコメントは控えた。

 1~2シーズンの休止を経て、その後はコンセプチュアル・コレクションに的を絞り、既存のファッション・ウイークには参加しないという。この戦略の一環としてパリの旗艦店を改装する。

 アシュケナージ会長兼クリエイティブ・ディレクターのサステイナビリティー重視は、「ヴィオネ」が5月にアーティストのマーク・クイン(Marc Quinn)とコラボした“サステイナブル サーフ” カプセルコレクションにも表れていた。同コレクションでは、クインの作品であるカラフルなプラスチックバッグを組み合わせて作られたボート「ラフト・ペインティングズ」に着想を得て、コートやドレス、ブラウス、フーディー、ジャンプスーツなど340点を発売した。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

アニメコラボ特集 ヒット連発の“制作秘話”に迫る

「WWDJAPAN」4月14日号は、「アニメIP」を特集します。一般法人法人 日本動画協会によると、2023年の日本のアニメ産業のグローバルにおける市場規模は前年比14.3%の3兆3465円となり、過去最高となりました。特に海外市場の成長が目覚ましく、前年比18.0%増の1兆7222億円とこれも過去最高を更新。日本市場を上回ったのは、コロナ禍の20年以来2度目のことでした。市場の盛り上がりは、東京…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。