ティファニー(TIFFANY)は19日、埼玉の伊勢丹浦和店1階に新店をオープンした。県内では大宮そごう店に続く2店舗目。同日のオープニングセレモニーでは、元サッカー選手で「浦和レッズ」一筋で活躍した鈴木啓太、妻でタレントの畑野ひろ子、竹内徹・三越伊勢丹取締役専務執行役員がテープカットを行った。
入り口のファサードは、グレーベージュのライムストーンをあしらい、クラシックなフルート形状。店舗面積は約230平方メートルで、床は大理石調タイル、ショーケースの上部にはクリスタルのシャンデリアを設え、モダンかつ上質な空間を目指した。売り場はジュエリー&ウォッチと、ブライダルジュエリーの2エリアに分かれ、それらをまたぐ中央部にはバッグや食器などを並べた。奥にはソファでじっくりと試着ができるプライベートルームを設けた。
またオープンを記念し、同店限定のダイヤモンドリングを23日まで販売している。1.05カラットのクッションカットのファンシー、インテンス、オレンジのダイヤを、さらに異なるカットのダイヤが囲むモデル(6470万円)、0.38カラットのペアシェイプのブルーグリーンダイヤをラウンドカットのダイヤが囲んだモデル(4745万円)、2.02カラットのオーバルカットのイエローダイヤのモデル(974万円)で、いずれも1点のみ。
ダニエル・ペレル(Daniel Perel)ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク社長は、出店理由について、「人口100万人を超えるさいたま市の感度の高いお客さまと『ティファニー』の世界観がマッチングすると考えた」と説明。「当店の初年度の売上高目標は10億円。タイムレスなジュエリーやウォッチを、年齢の垣根なく地元のお客さまに訴求していきたい」と意気込む。