三越伊勢丹ホールディングス(HD)は24日、基幹店の三越日本橋本店を改装オープンした。開店に先駆けて行われたセレモニーには同社の杉江俊彦・社長、同店の浅賀誠・本店長、1階の内装デザインを手掛けた建築家の隈研吾氏らが登壇し、テープカットを行なった。杉江社長は「30年ぶりの大規模改装。大きな投資でこの店を良くしていきたい」とあいさつした。
最大の特徴は接客サービスの充実だ。ブランドや商品を横断的にまたいで接客する専門スタッフ「コンシェルジュ」を約90人配置した。開店すると早速、3階の婦人服フロアのパーソナルショッピングデスクにはカラー診断を受ける女性客の姿が見られた。コンシェルジュの利用は、現時点では従来からの顧客の利用が大半だが、今後、専用ウェブなどを通じて新しい顧客の利用を促していく。