オールインワンゲル「メディプラスゲル」などを製造・販売するメディプラスが海外事業を独立させ、新会社メディプラスインターナショナルを設立した。新会社はメディプラスの持株会社であるラフラインホールディングスの子会社となり、メディプラスのトップを務める恒吉明美社長が代表取締役を兼務する。
メディプラスは2012年に台湾へ進出し、翌年に現地法人を設立。進出当初は通信販売での継続購入になじみがない台湾の文化に直面し、思うように売り上げが伸びなかったという。16年度から社員が現地に常駐して現地パートナー企業との協力体制を強化し、台湾事業売上高を5億5000万円まで押し上げて事業の黒字化を達成させた。
新会社では、台湾進出で培ったノウハウや現地企業とのパートナーシップ構築力を武器に、中国、香港、マレーシア、シンガポールでの通販事業にも本格的に取り組む。2020年には中国、香港、マレーシア、シンガポール、台湾の5つの国と地域で、27億円の売り上げと30万人のユーザー獲得を目指す。