コーセーの2018年4~9月連結決算は、化粧品事業やコスメタリー事業など全セグメントが前年を上回り、売上高が前年同期比11.3%増の1609億円となった。利益面ではグローバルブランドを中心とした増収効果や原価低減などが寄与し、営業利益が同30.9%増の307億円、経常利益が同36.2%増の326億円、純利益が同46.0%増の222億円と大幅増益だった。
事業部別では、主力の化粧品事業の売上高が同13.2%増の1214億円。ハイプレステージ領域の「コスメデコルテ(DECORTE)」でシワ改善美容液「アイピー ショット(IP.SHOT) アドバンスト」が好調で業績をけん引した他、グループ会社のアルビオンが専門店チャネルへの新業態提案を推進し、北米市場を中心にメイク製品を展開する子会社のタルトも増収に寄与した。
コスメタリー事業は売上高が同5.5%増の381億円。洗顔・クレンジングの「ソフティモ(SOFTYMO)」やシートマスク「クリアターン(CLEAR TURN)」、セルフメイクブランド「ヴィセ(VISEE)」などが売り上げを拡大した。
通期では売上高が同7.1%増の3250億円、営業利益が同15.7%増の560億円、経常利益が同18.3%増の574億円、純利益が同25.1%増の383億円を目指す。