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日本企業と大物アスリートの契約続々 “大坂なおみ効果”の次は?

 9月、大坂なおみ選手が全米オープンテニスで日本女子として初優勝した。優勝直後には、大坂選手がアンバサダー契約を結ぶ「シチズン(CITIZEN)」の腕時計“エコ・ドライブ Bluetooth W410 BZ4006-01E”(8万円)に予約が殺到した。同商品は9月14日の発売後も店頭に並ぶ数が限られ、同社では在庫切れで追加生産中(11月2日時点)だという。

 「シチズン」に限らず、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けてスポーツへの注目が高まる今、アスリートの活躍による特需は、多くの企業にとって見逃せない。アパレル企業では、ユニクロ(UNIQLO)が7日、プロスノーボーダーの平野歩夢・選手のグローバルブランドアンバサダー就任を発表したばかりだ(詳細はこちら)。10月には、プロテニス選手ロジャー・フェデラー(Roger Federer)をグローバルブランドアンバサダーに迎え、10年契約を発表した。同社はこれまで、錦織圭・選手やノバク・ジョコビッチ(Novak Dokovic)選手らにもテニスウエアを提供してきた。ビューティ業界でも、資生堂が女子フィギュアスケーターのアリーナ・ザギトワ(Alina Zagitova)選手とアンバサダー契約を結び、世界での認知拡大を目指す。

 アスリート契約に最も力を入れているスポーツメーカーにも大きな動きがあった。ミズノ(MIZUNO)はフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)選手と、アシックス(ASICS)はアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)選手とそれぞれ契約を結んだ。2選手ともサッカー元スペイン代表のスターで、今夏そろってJリーグに移籍したことで日本のサッカーファンを騒然とさせた。日本企業の大物アスリート契約が相次ぐ中、“大坂なおみ効果”に続く恩恵を受ける企業はどこだろうか?

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