松屋銀座本店は31日、2019年新春に売り出す福袋の社内選考会を実施した。1月2日からの初売りでは約400種類、計3万袋を販売し、売り上げは前年比5%増を目指す。選考会は店頭・チラシなどで目玉とする福袋を決めるために、若手社員がアイデアを披露する場として毎年実施している。今回は“平成ドリーム福袋”をテーマに、若手社員たちが「平成30年間を追体験できるような内容」という条件に沿ってオリジナル福袋を考案、プレゼンテーションした。松屋社員ら審査員の投票で、出品23点から上位6点が選ばれた。最高価格は310万円。
最も票を集めたのは「平成トレンドスイーツ」(2019円)。30年間に流行したさまざまなスイーツを、今をときめく人気料理人が再現する。広尾のイタリア料理店「アンビグラム」の伊沢和明シェフによるティラミス、クレームブリュレ、パンナコッタなどを詰め込んだものと、ベーカリー「メゾンカイザー」の木村周一郎・社長自ら手掛けたカヌレ、クイニーアマン、シナモンロールなどを入れたものの、2種類を用意する。
その他、安室奈美恵のファッションが大流行したことにちなみ、「ラ・カスタ(LA CASTA)」のシャンプーやヘアマスクなどをセットにした「平成の歌姫のような美髪になる福袋」(2万1600円)や、女性用パンプス30足計45万円相当がそろう、「DA PUMP」のヒットソングをもじった「U(うれしい).S(シューズ).A(集めました).」(3万2400円)などが選ばれた。