日本画家の福王寺一彦が、表参道ヒルズのスペース オーで個展を開く。会期は11月23日~12月2日。3D音響を用いた演出も加え、“絵と音が奏でる癒やし”を表現する。
父で画家の福王寺法林に師事し独自の画風を築いていった福王寺一彦の作品は、水晶やくじゃく石などの天然半貴石を石うすで砕いた岩絵の具と、24金やプラチナを顔料とし、塗っては数日間乾かす工程を何度も重ねる技法で生み出される深い青や緑が特徴。78年には「追母影」で院展に初入選し、2001年には「月の輝く夜に 三」で日本芸術院賞を日本画部門最年少の45歳で受賞した。17年にパリのルーブル美術館で開催された国民美術協会SNBA主催の芸術展で、最優秀賞と審査員特別賞を受賞し、現在は日本美術家連盟理事、日本美術著者権協会の会長を務める。福王寺一彦はジュエリーブランド「アーカー」のデザイナー、福王寺朱美の元夫。娘の彩野は「アーカー」取締役でデザイナーとしても活動中だ。
■日本画家 福王寺一彦 “Starry in the moon”エキシビション
日程:11月23日~12月2日
時間:11:00~21:00(25日は20:00まで、2日は18:00まで)
場所:表参道ヒルズ 本館地下3階 スペース オー
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10
入場:無料