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「シュプリーム」が米中間選挙に対する“アンチ・トランプ”Tシャツを発表 モデルには渦中のポルノ女優

 これまでもたびたび政治的メッセージの強いアイテムを発表し、“オバマ派”としても知られる「シュプリーム(SUPREME)」が、11月6日に控えた米中間選挙に対する“アンチ・トランプ”Tシャツを発表した。

 “18 & Stormy”と名付けられた同Tシャツは、芸術家のリチャード・プリンス(Richard Prince)が、ポルノ女優ストーミー・ダニエルズ(Stormy Daniels)と他18人の女性の顔写真を合成した画像がフロント部分にプリントされている。

 これはストーミーが、彼女と性的関係を持った過去を口外しないようドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領に脅迫されたと主張したことから製作。というのも、この主張をトランプ米大統領は「ダニエルズと元夫による詐欺だ」とツイート。ダニエルズはこれを名誉毀損にあたると訴えたが、裁判所は訴えを退け、トランプ大統領の訴訟費用34万2000ドル(約3800万円)の支払いをダニエルズに命じている。ストーミーと共に合成された他18人の女性も、性的不正行為を受けたとしてトランプ米大統領を訴えている人たちだ。

 「シュプリーム」はインスタグラムで、売り上げは全額、芸術を通した政治的変化を目指す団体「ダウンタウン・フォー・デモクラシー(Downtown for Democracy)」に寄付するとコメント。そしてフォロワーには、6日の投票を呼びかけている。

 なお同Tシャツはアメリカ限定で、日本では販売されないようだ。

 米中間選挙は4年ごとの大統領選挙の間の年に実施されるもので、2年間の実績に鑑みた上で投票されることから“国民からの審判”と言われる。2020年の大統領選挙に向けた前哨戦だ。

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