今年ブランド設立40周年を迎えた「アグ(UGG)」は、アニバーサリー・キャンペーンのアンバサダーにモデルのアジョア・アボアー(Adwoa Aboah)とヘロン・プレストン(Heron Preston)を起用。10月初旬、ロサンゼルスでパーティーを開催した。
ヘロンはアンバサダーに就任すると、自身の名前を冠したブランドと「アグ」のコラボレーションをスタート。4月に「アグ」創業の地アメリカ・カリフォルニア州で行われた世界最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル(Coachella Valley Music and Arts Festival」で世界限定100足(非売品)のファースト・コラボレーションをお披露目した。2019年1月にパリで発表する「ヘロン・プレストン」の19-20年秋冬コレクションでは、さらなるコラボレーションを発表予定だ。そこでパーティーの直前にロサンゼルス入りしたヘロンを直撃。アンバサダーに就任した経緯やコラボレーションについて聞いた。
WWD:「アグ」のアンバサダーに就任した経緯は?
ヘロン・プレストン(以下、ヘロン):1、2年前、友人が「アグ」のブーツを履いているのを見て、「あぁ、きっとラクチンなんだろうな」って思ったんだ。で履いてみたら、マジで足が溶けるかと思った(笑)。以来、大ファンなんだ。そのあと、ニューヨークのソーホーにある「アグ」から出てきた姿がSNSで広まって、こうやってアンバサダーを務めるまでに至ったんだ。正直それより前は、「アグ」のファンになるなんて思ってなかった。だって正直、「ブーツ」 のスタイリングは馴染みがなかったし、「アグ」のブーツをクールに履いている人はそんなに多くなかったから。
WWD:「アグ」のブーツをカッコよく履くって、難しい?
ヘロン:最初は、家で試し履きしたよ(笑)。どうやって自分のスタイルに取り込んだらいいんだろう?って。そこで、「アグ」のブーツは素足で履くのが一番って学んだよ。試し履きして、店に駆け込んだんだ(笑)。
WWD:この後はコラボレーションも控えている。
ヘロン:正直コラボしたかったら、アンバサダーを引き受けたくらい。みんなに商品を見せるのが楽しみだ。19-20年秋冬パリ・メンズ・コレクションの期間中にお披露目するよ。今、どれを発表しようか迷っているところ。アイデアはたくさんあるんだ。1足じゃなくて、何型か見せようと思っている。
WWD:アンバサダーを務め、コラボを作り、改めて「アグ」の魅力は何だと思う?
ヘロン:ブランドを支えているのは、本当に素晴らしい人たち。会社はとても良いバイブスに溢れているよ。だから、「アグ」のことをもっと知りたいと思って、40年の歴史も学んだよ。