世界最大のスニーカー・ストリートファッションの祭典「コンプレックスコン(ComplexCon)」が、11月3~4日に米ロサンゼルスのロングビーチにあるコンベンションセンターで開催された。2016年に始まった同イベントは今回で3回目。
全米を中心に世界中からストリートファッションを好む“ハイプビースト”と呼ばれる若者らが来場する「コンプレックスコン」は、世界一レアスニーカーを見られるイベントと言っても過言ではない。数十万円の値が付くスニーカーも会場内では何度も見かける機会があり、価値観が鈍りそうになるほどだ。さらに会場内は、カニエ・ウェスト(Kanye West)やヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)、ドレイク(Drake)、エイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)、ドン・C(Don C)、ジェリー・ロレンゾ(Jerry Lorenzo)といった、現在のメンズファッションをけん引する人たちが中心となって発信するアーバンカルチャー(アフリカ系アメリカ人を中心としたファッションやヒップホップカルチャーなどの総称)のムードで溢れている。
来場者の多くは「ナイキ(NIKE)」のスニーカーを履いており、特に今、世界中で人気を博す「The Ten」は、「コンプレックスコン」で最も多く見かけたスニーカーと言ってよいだろう。中にはスニーカーを独自にペイントしたり染めたりするなど、カスタムした者もいた。そして、もう一つ、女性来場者の多さにも注目したい。会期中は、“Women & Steetwear”をテーマにしたパネルディスカッションが開かれるなど、今や男性だけでなく、女性も十分に楽しめるコンテンツが充実している。そんな「コンプレックスコン」をスナップで振り返る。