日本経済新聞社の「日経スタイル メンズファッション(NIKKEI STYLE MEN’S FASHION)」と世界文化社の「メンズ・イーエックス(MEN'S EX)」が、共同で新設した「スーツ オブ ザ イヤー(SUITS OF THE YEAR)」の授賞式が11月7日、東京ミッドタウン日比谷で開催された。「ビジネスや自分のフィールドで情熱を持ってチャレンジし、時代を変えていく才能や志を持つ人」に与えられる同アワードはビジネスやイノベーション、スポーツ、そしてアート&カルチャーの4部門からそれぞれ選出する。同アワードのアドバイザーを務めたファッションディレクターの森岡弘は「スーツは男性にとっての格上げ服。正しく着ることで最高の服にも最低の服にもなる。今回は第一回ということでとても大変だったが、スーツを着た際の立ち居振る舞いの美しい5人を選んだ」と総評した。
授賞したのはビジネス部門は澤田貴司ファミリーマート社長とオンライン証券サービスを提供するフォリオの甲斐真一郎・最高経営責任者で、イノベーション部門はAI(人工知能)を研究する松尾豊・東京大学大学院 工学系研究科特任准教授、スポーツ部門は競泳選手の萩野公介、アート&カルチャー部門は俳優の田中圭の計5人。最初に登壇したファミリーマートの澤田社長は冗談交じりに「宣伝していいですか?」と尋ねつつ、同社が帝人と開発した2980円のシャツを宣伝し、会場の笑いを誘った。最後に登壇した田中圭は、「記念すべき第1回で受賞できてとても光栄」と喜びつつ、「スーツは演技での衣装としてよく使う。役作りの相棒的存在だ」と語った。