福井県のアイウエアメーカー、青山眼鏡が手掛けるハウスブランド「ファクトリーキュウヒャク(FACTORY900)」が、眼鏡型ペーパークラフトを12月初旬に発売する。一般的なペーパークラフトで用いられるノリ、接着剤、はさみなどの道具を必要とせず、原寸大の「ファクトリーキュウヒャク」の代表的モデルを手のみで組み立てられるユニークさが特徴だ。
「『アイウエアとは何か?』『アイウエアの未来とは?』というテーマを追究していく中で、1つのプロダクトとしての新しい可能性を突き詰めた結晶だ。『ファクトリーキュウヒャク』の造形を余すところなく表現した」と同社。眼鏡としての機能はないが、「プラモデルやラジコンなど、自分の手でモノを作る喜びを知っている方々をターゲットにしている。組み立てた後、家やオフィスに飾って、楽しんでいただきたい」としている。価格は8000円で、東京・表参道にある直営店ファクトリーキュウヒャク トウキョウ ベースなどで販売する。
「ファクトリーキュウヒャク」は、福井県福井市で1937年に創業した青山眼鏡が2000年に立ち上げたアイウエアブランドで、メーンデザイナーは、青山陽之・3代目社長の弟である青山嘉道。パリの「シルモ(SILMO)」など国際眼鏡展にも参加し、海外でも販売されている。