トレーニング機器「シックスパッド(SIXPAD)」などを販売し、7月10日に東証マザーズに上場したMTG(名古屋市、松下剛・社長)は、2018年9月期連結決算を発表した。グローバル事業やリテールマーケティング事業など全セグメントが前年を上回り、売上高は前期比33.4%増の605億円、営業利益は同53.5%増の89億円、経常利益は同45.1%増の89億円、純利益が同28.0%増の55億円と大幅の増収増益だった。
事業別売上高は、グローバル事業が同87.9%増の219億円。アジア各国やイギリスへの出店の他、18年2月に「シックスパッド」ブランドの展開を狙いイギリスに連結子会社を、3月には物流機能を持つ欧州統括会社をオランダに設立するなど、事業を拡大した。家電量販店などで「シックスパッド」のインショップを28店舗出店し、什器の刷新や接客改善などを行い売り上げ増加につなげたリテールマーケティング事業は同13.5%増の121億円で着地した。
その他、百貨店や免税店などの直接販売を行うブランドストア事業は「シックスパッド」「リファ」「MDNAスキン(MDNA SKIN)」「スタイルブランド(STYLE BRAND)」の主要4ブランドで百貨店20店舗、免税店4店舗、直営専門店10店舗を新規出店し、同41.9%増の83億円。EC販売のダイレクトマーケティング事業売上高は同5.1%増の104億円となった。
なお、同社は19年9月期は売上高が前期比15.8%増の700億円、経常利益が同12.6%増の100億円を見込んでいる。