ビジネス

シャンプーも“パーソナライズ”がブーム? 新ヘアケアブランド「ミクス」が誕生

 “ノンシリコン”“ボタニカル”といったブームが続いてきたシャンプー市場で、次は“パーソナライズ”がトレンドとなってきている。美容メディア「ヘアリー(hairy)」を運営するファボ(FABO)は、ウェブサイトで「自身の髪の太さ」「頭皮の状態」「香りの好み」など8つの質問に回答するだけで、1万9530通りの中から自分に合った処方のシャンプー&トリートメントを届けてくれる“パーソナライズ”ヘアケアブランド「ミクス(MIXX)」のサービス提供を11月15日から開始した。「ミクス」は、1カ月ごとにシャンプー&トリートメント(各1本)を届けてくれる定期便サービスで、ウェブサイトからオーダーするとオリジナルボックスに入って1~2週間で届けられる。価格は1カ月6600円(送料別)となっている。

 パーソナライズヘアケアといえば、今年5月にスパーティーが「メデュラ」を立ち上げ、一足先にサービス提供を始めている。その「メデュラ」との違いについて酒井勇輝ファボ社長は、「まずは処方の数が違うのと、パッケージデザインもよりポップにして、“私らしさ”にこだわったこと」と語る。

 OEM先には、過去にヒットヘアケア製品を手掛けた経験を持つナチュラルを選んだ。今後のプロモーションに関しては、「半年ほどは実際にユーザーに使ってもらい、その使用感などの意見を聞いて製品やサービスを改良していく。ある程度安定してきてから広告展開をしていくつもりだ」と酒井社長。初年度の売り上げ目標は2億円を見込む。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。