ファッション

酵素ドリンクは無意味!? テレビ番組の内容が物議をかもす

 11月18日にTBS系列で放送された「林先生が驚く初耳学!」が物議をかもしている。その内容は、“市販の酵素ドリンクの酵素は死んでいる”という衝撃的なものだ。

 その理由は、以下のように解説されていた。酵素は働くのに適切な温度があり、体内で働く酵素の最適温度は体温前後。そうした酵素は60℃くらいで活動を停止し死んでしまう。ところが、日本では食品衛生法で65℃以上(85℃以上の場合もあり)で加熱殺菌しなければ飲料として販売できない決まりがあるため、せっかくの酵素はその時点で死んでしまうという。

 同番組では、上記の解説を裏付ける実験も実施。ゼリーを2つ用意し、1つは市販の酵素ドリンクの中に、もう1つは酵素が多く含まれている生のキウイフルーツをジューサーにかけた“生搾りジュース”の中に沈ませた。数時間後、生搾りジュースに沈ませたゼリーは、酵素の働きで分解されてドロドロになっていたが、市販の酵素ドリンクの中に沈ませたゼリーはほとんど変化していなかった。

 もちろん、市販の酵素ドリンクの中にはさまざまな栄養素が含まれているため、一概には言えないが、しばらくは業界で議論を呼びそうだ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。