横浜・元町にあるトータルビューティサロン「ソラリア(SOLARIA)」が、1回4万円のヘッドスパを提供し、高単価にもかかわらず多くのリピーターが訪れていると話題となっている。人気の秘密は、ヘッドスパに、医療や美容業界で注目を集めつつある“再生因子”を採用していることだ。
再生因子とは、幹細胞を培養したときにできる幹細胞培養液の上澄みの部分、幹細胞培養上清液のこと。幹細胞がもたらす数百種類のタンパク質の総称で、表皮に働きかけて新しい細胞生産を促すノーベル賞受賞因子のEGFもその1つだ。
ヘッドスパは約50分のメニューで、主に洗浄、血行促進、導入の3つのプロセスに分かれる。頭皮の汚れを徹底的に落とし、血行を促進することで頭皮を整え、ダーマローラーなどを用いて再生因子を配合した美容液を浸透させていく。
「高単価なメニューだが、確実な結果を求めて口コミで情報を知ったお客さまや、効果を感じたお客さまのリピートで人気となっている。当サロンでは同じく1回4万円で、再生因子を用いたフェイシャルメニューも提供しているが、同様に人気となっている」と、同サロンを展開するクオリーメン アンド ビューティの久木田千鶴セラピスト兼毛髪診断士は話す。
同社では、再生因子を用いた製品の開発なども行っていて、ファンデーションやサプリメントなどもラインアップしている。再生因子は医療と美容の双方からの研究が進んでいて、その研究の進展に合わせて認知を高めていきたい考えだ。