英国発の化粧品ブランド「ラッシュ(LUSH)」を展開するラッシュジャパンは11月22日に、同ブランドとして世界初のバスボム(入浴剤)のコンセプトショップ「ラッシュ 原宿店」をオープンした。同店のみで販売する限定バスボム57種に加え、定番アイテムやクリスマス限定バスボムなど合わせて89種のバスボムのみを販売する。
特徴は、店内に商品情報や価格情報などの掲示が一切ないことだ。店内は壁一面にバスボムをディスプレーし、アートギャラリーのような演出。「ラッシュ ラボ アプリ」というiPhoneアプリをダウンロードして商品をスキャンすると、商品情報や湯船でバスボムが溶ける様子(バスアート)などの情報をデジタルコンテンツとして見ることができる。
同アプリには、世界7カ国(日本、イギリス、韓国、フランス、ドイツ、イタリア、オーストラリア)で利用できるゲームコンテンツ「AR(拡張現実)グローバルハント」も搭載し、7カ国の観光名所などに出現する“ARバスボムコンテンツ”を探し出してSNSでシェアできるという、遊び心のあるサービスを提供する。
「『ラッシュ』では今春、ゴミになるプラスチックを一切使用せず、裸の状態で商品を販売するネイキッドアイテムだけをそろえた“ネイキッドコンセプトショップ”をミラノとベルリンにオープンした。原宿店は、それに続くコンセプトショップとなる。同店の商品や店内で体験できる内容は、お客さまからの意見や感想をフィードバックし、改良を加えて進化させていく。そのため1年後には全く違うものが生まれている可能性もあり、今後もそうした新たなチャレンジを続けていきたい」と同社広報は話す。