伊ベネチアを本拠とするスローウエア(SLOWEAR) の日本法人スローウエアジャパンが11月24日に、東京・丸の内の仲通りにスローウエア東京丸の内店(115平方メートル)をオープンした。東京ミッドタウン(六本木)、大丸神戸店に続く3店舗目で、初の路面店だ。
イタリアから取り寄せたインテリアで構成されたサロンのような店内は、スローウエアが手掛けるパンツ「インコテックス(INCOTEX)」、ニット「ザノーネ(ZANONE)」、ジャケット「モンテドーロ(MONTEDORO)」、シャツ「グランシャツ(GLANSHIRT)」の4ブランドを販売する他、スローウエアがイタリアのライフスタイルを意識してセレクトしたイタリア製のアイテムもそろえていることが特徴だ。
メンズバッグ「フェリージ(FELISI)」と「オフィチーナ スローウエア(OFFICINA SLOWEAR)」とのコラボレートによるカプセルコレクション3モデルの他、伊ボローニャ発のオーガニック化粧品ブランド「オーウェイ(O WAY)」、ベネチアングラス、アート本、レコードなども販売しており、コーヒーとプロセッコ「フォスマライ(FOSS MARAI)」を常備して客をもてなす。
来日したスローウエアのロベルト・コンパーニョ(Roberto Compagno)社長兼最高経営責任者は、「丸の内は、スローウエアにぴったりな場所でとても気に入っている。これまで日本市場は卸中心だったが、アグレッシブに出店し、直営に挑戦していきたい」と意欲を見せた。先ごろ、香港のパオ・チェン(Pao Cheng)家傘下の投資会社NUOキャピタルに株式の13%を売却したことについては、「アジアのグローバル化戦略に伴い、特に大きな市場である中国におけるブランディングをコントロールし、進化させるための方策だ。これまでのスローウエアのビジネススタンスに変更はない」と話した。