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アマゾンが1日の最高売上高を更新 米「ブラックフライデー」と「サイバーマンデー」商戦

 アマゾン(AMAZON)が、11月26日の「サイバーマンデー」で同社史上1日の売り上げの最高記録を達成した。同23日の「ブラックフライデー」と合計すると、およそ1300万点のアパレル用品を含む約1億8000万点の商品が売れたという。野村ホールディングス傘下の電子取引会社インスティネット(INSTINET)によれば、アマゾンで同期間中に販売されたアパレル用品のうち、「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」と「アディダス(ADIDAS)」が人気だった。

 ジェフ・ウィルク(Jeff Wilke)=アマゾン ワールドワイド・コンシューマー部門最高経営責任者は、「毎年、この両日の売り上げは前年を上回り、新記録を打ち立てている。これは消費者が“お得な商品”でホリデーシーズンの買い物をスタートしたいということを示している」とコメントした。なお、アマゾンで商品を販売している中小規模の業者も、売り上げは前年比で約20%強の伸びだったという。

 アドビ・アナリティクス(ADOBE ANALYTICS)によれば、「サイバーマンデー」のオンライン消費額はおよそ80億ドル(約9040億円)に達した。そのうちモバイル端末での消費額はおよそ20億ドル(約2260億円)だったが、これは前年同日比で約17%増だという。

 実店舗での売り上げも好調だ。「サンクスギビングデー」における消費額は37億ドル(約4181億円)、「ブラックフライデー」は同62億ドル(約7006億円)にのぼり、中でも好調だったのはコールズ(KOHL’S)、ターゲット(TARGET)、セフォラ(SEPHORA)、ウォルマート(WALMART)、メイシーズ(MACY’S)、「アップル(APPLE)」など。シメオン・シーゲル(Simeon Siegel)=インスティネット小売業界アナリストは、「実店舗での『ブラックフライデー』の買い物は“実利よりも楽しさ重視”に移行しており、お得な商品のために開店を待って野宿をするような光景は過去の遺物となりつつある」と発表した。

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