「ディオール(DIOR)」は11月30日、東京でキム・ジョーンズ(Kim Jones)=メンズ アーティスティック・ディレクターによる2019年プレ・フォール・コレクションを発表した。ピーター・フィリップス(Peter Phillips)メイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクターはアメリカのSF映画「トロン」をイメージし、サイバーシックなメイクを手掛けた。
肌は、メンズのスキンケアライン「ディオール オム ダーモ システム」を使用。ベースを整えてから、「ディオール バックステージ」ラインの「フェイス&ボディ ファンデーション」を自然になじませた。フィリップス ディレクターは「肌やメイクで未来的な表現ももちろんできるが、そうするととてもフェイクで非現実的になってしまうのが嫌だった。そのため、肌を含めあえてメイクはナチュラルに仕上げた」と説明。必要な箇所にパウダーを軽くのせ、眉毛は「ディオール バックステージ ブロウ パレット」と「ディオール ショウ ブロウ スタイラー」を使用し立体感をプラスした。リップは「ディオール アディクト スクラブ&バームスクラブ」で角質を優しく落とし保湿した。
ポイントは首元や手に貼ったメタリックなシールだ。「キムが作った『DIOR』のロゴを使い、ロボットをイメージしてシルバーのシールを作った。それをまるでラベルやバーコードかのように全員の首の後ろに貼った。文字をアレンジしたシールは首の横や手にも貼った。また、動きに合わせてフィットするように、シリコン製のものを使用した」と語った。