名レコーディングエンジニアとして知られるオノ セイゲンは、1987年に発表した楽曲の30周年を記念し、自身がリマスタリングした「COMME des GARCONS SEIGEN ONO」を2019年1月23日に発売する。発売元は日本コロムビアのレーベル“BETTER DAYS”。CD(4000円)とLP(5800円)の2形態を用意する。
87年の作品は、川久保玲「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」デザイナーの「洋服が綺麗に見えて誰も聴いたことがない音楽」という依頼を受けてショー用の音楽として作曲されたもので、アート・リンゼイ(Arto Lindsay)やジョン・ゾーン(John Zorn)、ジョン・ルーリー(John Lurie)らが参加している。同日に発売する未発表音源集「CDG Fragmentation」(CD3000円、LP3800円)も含め、いずれもその時代のエレクトロニカやアンビエントミュージックのシーンをにぎわせた“音”をオノ自身がリミックス、リマスタリングしている。
なお2作品のジャケットは、80年代からの「コム デ ギャルソン」の企業広告や、88〜91年に同ブランドが発行していた雑誌「Six」でもアートディレクションを手がけている井上嗣也が担当した。
オノは「30周年に“BETTER DAYS”(80年代の赤坂コロンビア・スタジオは僕の原点です)からリリースするにあたり現在考えられる最高の音質で仕上げた」とコメントしている。